日本の音楽ファンがまだ知らなさそうなアーティストを紹介する企画③【モダンファンク:Loose Shus】
インディーズアーティスト
は音楽において重要なファクターである。ミックステープ文化からバトルからローカルなタレントまで、ヒップホップ/ブラックミュージック文化は常にインディーズ精神と共に成長してきたジャンルである。そんなまだアンダーグランドだが、これから花が咲くであろうアーティストをどうにかサポートできないか?という想いからこの企画を始めさせて頂いた。例えば私がAnderson .Paakをはじめて聞いたのは2011年であり、Dumbfoundeadの曲にBreezy Lovejoy名義で参加している時であった。このように水面下にいるが、数年後は表に出てくるかもしれないアーティストを紹介したいと思う。
基準としては確実にもっと上にいけるポテンシャルであり、水面下では煮えたぎるような熱い活動をしている、日本のヒップホップファンの9割以上がまだ知らなさそうなアーティストを簡単に紹介していく。
Loose Shus
Loose Shusに関しては実は以前「西海岸のアンダーグラウンドモダンファンクシーンが熱い!」という記事で少し紹介したことがあるので、知っている方もいるかも知れない。サンフランシスコにあるインディーズ・レーベル、Voltaire Recordsから作品をリリースしている。Voltaire RecordsはLoose Shus以外にもPLAzA、Brian Ellisなどをリリースしており、サウンド的には「ぶりぶりシンセベース」が多いのが特徴である。
モダンファンク、コズミックディスコ、シンセブギーなどを組み合わせたようなジャンルの曲を作り上げる彼は、日本人にも好まれそうなノスタルジックなメロディが得意なようだ。実際にOberheim DX、Akai Ax60、Yamaha TX81z、Roland JX-305などの機材を使用している彼の曲は80sを感じさせてくれる。MVやアルバムカバーなどは自身で制作しているらしく、彼のクリエイティビティが垣間見えるだろう。
こちらは彼が使用している機材などを紹介している動画であり、何故か自動で翻訳したであろう日本語字幕がついているので、オススメだ。
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