トランプ就任式にて演奏をしたことが叩かれているChrisette Micheleがオファーを受けた理由を説明
Chrisette Michele(クリセット・ミッシェル)
海外の音楽事情に明るい人であれば、最近この名前を頻繁に聞くだろう。彼女はR&B/ソウルシンガーであり、周りの反対を押し切りトランプ就任式の演奏オファーを受けた話題の人である。人種差別や女性差別的な発言が目立っていたトランプに対してプロテストする人が多いのもあり、彼女は大バッシングを受けている。Spike Leeが彼女の曲を金輪際使用しないと表明したり、自身の親からも縁を切られたりで、オファーを受けた代償は大きい。
さまざまなメディアが彼女をバッシングしているなか、彼女はインタビューにてオファーを受けた理由を語った。
クリセット・ミッシェル:彼らに「私たち」を見てもらう必要があった。選挙中はトランプの言動にたいして「こんなのをサポートする人がいるの?」とか「私たちをこのような扱いしてOKだと思っているの?」と思っていたけど、彼を実際サポートする人たちがいたという結果になった。
だから私たち側の意見も聞いてもらう必要があると思ったし、私たちがどのような見た目で、人間としてどのように生きているかとかを見てもらう必要があると思ったの。
ただ拒否するだけでは何も変わらない。ちゃんと話し合いたいと思った。
と語っている。この発言にたいしてYouTubeのコメントでは「どうせ金のためにやったんだろ」との声も多い。実際に彼女の思惑がどうであれ、実際に話し合い、解決に進めることができるのであれば、そのようなマインドがベストだと感じる。しかし選挙活動の日々からみても、演奏をするだけでそう簡単に人々の心は変わらないということも真実である。就任式では実際にトランプと議論する機会があったわけではなく、彼女の考えは失敗に終わったのかもしれない。
同じ立場であっても「プロテストする側」と「会話で解決しようとする側」でわかれるのは歴史が証明している。必然的にプロテストする側がマスになるので、会話で解決しようする側は叩かれる覚悟が必要なのかもしれない。カニエ・ウェストの件でもそうであろう。
皆さんは彼女が説明した理由についてどう思いますか?
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