2Pacの「Hail Mary」のリリックが何故かスリランカのクリスマスソング集に載ってしまう
Writer: 渡邉航光(Kaz Skellington)
2PacのHail Mary
1996年にレコーディングされ、1997年にMakaveli名義でリリースされた2Pacの楽曲「Hail Mary」。この曲は制作とレコーディングに30分しかかけていないというエピソードで有名であるが、この曲がこのクリスマス注目されていた。なんとスリランカのクリスマスソングを集めた本に、何かの間違いでこの曲のリリックが載ってしまっているのだ。
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— Jithendra Antonio (@JANTONIO) 2016年12月14日
恐らく「Hail Mary」というタイトルが、日本語でいう楽曲「アヴェ・マリア」と同タイトルなため、この本を編集した人が勘違いして出版したと考えられる。クリスマスソングやキリスト教の賛美歌を集めた本のなかに、一つだけ2Pacのリリックが載っているとなるとかなり奇妙な光景だろう。
2Pacの「Hail Mary」は周りの残酷な環境から抜け出し、自分の深いところに根付く精神的な母、「聖母マリア」と会話する内容の曲となっている。自分の死が近いと感づいていた2Pacの感情が読み取れる。MVでは亡くなった2Pacが「はめられて捕まった友人」のために、カルマでリベンジを果たす内容となっている。
ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington)カリフォルニア州OC育ちのラッパー兼、Playatunerの代表。FUJI ROCK 2015に出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。
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