ラッパーのT.I.が、親が収監されている子供たちのためにサンタ役をやる
Writer: 渡邉航光(Kaz Skellington)
コミュニティに還元する
ヒップホップアーティストが成功したとき、自分の出身地や他の貧困地域にたいして、還元するのはとても美しいことだと感じる。弊メディアでは、サンクスギビングにて冷凍七面鳥を配ったり、子供たちのためのフットボールリーグをたちあげたり、さまざまなチャリティ活動をしているスヌープ・ドッグを取り上げてきた。今回はT.I.の活動を取り上げたいと思う。
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T.I.は今年のクリスマスは、親が収監されている子供たちのためにサンタさんになったようだ。T.I.がアトランタの施設に寄付するために、プレゼントをたくさん用意したとCBS46が報じた。
Rapper and actor @Tip brought holiday cheer (and a whole lot of gifts!) to our kids. pic.twitter.com/ACwPrAT43m — Children’s (@childrensatl) 2016年12月22日
一時期、自身も銃刀法違反で数ヶ月収監されていた経験のあるT.I.はこう語る。
➖ クリスマスを自分の子供と過ごせない気持ちは痛いほどわかるよ。さらに子供たちにとっても、そのような理由で親とクリスマスを過ごせないのは辛いことだ。助けが必要なときは誰にでもあるから、俺は最も必要としている人のために自分ができることをやるよ。
自分の経験からも、子供たちにとってクリスマスというイベントがいかに大切かと語るT.I.。さらには問題を抱えている人たちのためにアドバイスをしている。
➖ 1日づつ頑張ればいいんだ。あまり急いで問題を解決しようとしないのと、早く解決できないことに腹を立てちゃ駄目だ。ただ明日が昨日より良くなるように、少しづつ頑張ればいいんだ。
T.I.は2008年にもサンクスギビングチャリティをアトランタにてやっており、このような活動ははじめてではない。このような成功したアーティストたちが、還元し教育が行き渡れば、貧困地域の問題も少しづつ改善されていくだろう。
カリフォルニア州オレンジカウンティー育ちのラッパー兼、Steezy, incの代表。英語でラップをする。FUJI ROCK 2015のルーキーステージに出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。
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