人気DJのTim Westwoodが公開した、お蔵入りした有名ラッパーのフリースタイル集
Tim WestwoodというDJを知っているだろうか
彼はイギリスにてヒップホップカルチャーを発信し続けてきた、ヒップホップ界の超重要人物なのだ(写真右)。アメリカ発祥のヒップホップを、イギリスにて啓蒙活動をしている第一人者と言っても過言ではない。イギリスにツアーなどでいくラッパーたちは、彼の番組に出演し、フリースタイルを披露することが相場として決まっている。
そんな彼の人気番組であるが、未公開フリースタイルがないか調べているうちにかなり伝説的なやつが出てきたので紹介したいと思う。
エミネムとプルーフの未公開フリースタイル
これはメジャーの1stアルバム「The Slim Shady LP」をリリースした頃の1999年のフリースタイルである。エミネムの盟友で2006年に亡くなってしまった「Proof」が2人でフリースタイルを交わしている音源である。二人ともラップやパンチラインがうますぎる。
Snoop Doggの未公開20分フリースタイル(1996)
スヌープ・ドッグはアドリブフリースタイルを、スムーズなスタイルでやることで知られているが、これもまたまたファンキーである。時期的には彼の2ndアルバム「Doggfather」をリリースした頃のフリースタイルだろう。20年前ということを意識しながら聞くとスヌープ・ドッグがどれだけスキルのあるラッパーかということがわかる。
メソッドマン & レッドマンの1999年からの25分フリースタイル
25分もよく持つな、というのが率直な感想である。Methodman & RedmanはOutkastを除けば、1999年〜2005年の間で一番インパクトがあったデュオなのではないかと個人的には思っているのだが、やはりスキルは確かなものだ。特にメソッドマンのフローがヤバ過ぎる。これ本当にフリースタイルか?と聞きたくなるほど。
2000年代にヒップホップ界に大きなインパクトを残したFabolous
ファボラスのラップの特徴としてはラップ中の言葉の緩急だろう。歌のメロディを作るような感覚で言葉を入れていくことにより、聞き手を引き込む。彼の低い声の渋さもオリジナリティの一つであろう。当時Fabolousに夢中だったのを思い出す。このフリースタイルは書かれたものであろう。
Wu-Tang ClanのOl’ Dirty Bastardのワイルドなフリースタイル
上記に出てきたMethod Manと同じグループにいたオール・ダーティ・バスタードと、その盟友のBuddha Monk。ODBのスタイルがワイルドで、このようなハチャメチャだがスキルフルというスタイルの生みの親であろう。唯一無二のフローとヴァイブスである。
このようなヒップホップオールスターと言っても過言ではないメンツのフリースタイル集を今まで未公開にしていたなんて… どちらにせよ、このようなレジェンドたちのフリースタイルを聞けるのは彼のおかげなので感謝をしないといけない。
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