ケンドリック・ラマー「Humble」のMVを手掛けたディレクターのMVを5選

 

先日「The Heart Part4」をリリースし、様々な憶測を引き起こしたケンドリック・ラマー。Big SeanやDrakeに向けて書かれたディスだと思われているが、実際にところは定かではない。そんな彼であるが、また急に新曲「Humble」のMVを発表したのである。2日前にアップされたこのMVの再生回数は既に1000万回を超えており、MV自体のクオリティも話題になっている。

この「Humble」であるが、ディレクションをしているのがDave Meyersというフォトグラファー/ビデオグラファーである。Appleのかの有名なiPodのCMのディレクションでも知られる彼のMVは、2000年代初頭の影響を残しつつ、最先端なビジュアルにて楽曲を彩っている。そんな彼が手がけたMVを5つ紹介したい。

 

OutKast – B.O.B.


OutKastに関しては「Stankonia」以降はクリエイティブなMVが増えているのだが、こちらの名曲もDave Meyersが手がけた作品となっている。車、女性、宝石とヒップホップMVに頻繁に登場する要素を盛り込みつつも、今までにない斬新な色彩とサイケデリックな世界観が、この多要素を含んだ楽曲にピッタリな映像となっている。

 

Missy Elliot – Work It


Missy Elliottの代表曲と言っても過言ではないこの曲。Missy ElliottのMVは常に斬新で、記憶に残る世界観を持っているが、その裏にはDavid Meyersの力があった。このMVにおいて一番印象に残るのは序盤のミツバチであるが、実際にミツバチを使用したにも関わらず刺されたスタッフは一名であったとこちらにて語られている。

 

Rihanna – Where have you Been


この曲のMVのコンセプトは「様々な場所でパートナー探しをする」というものであるが、こちらでもDavid Meyersのダークであるがカラフルな世界観が出ている。ダンスの振り付けは今までにP. Diddy、Shakira、Montell Jordanなどの振り付けも担当してきたNadine “Hi-Hat” Ruffinが担当をしている。

P!nk – Just like Fire


こちらはディズニーの「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」のサウンドトラックに収録されている曲である。アリアナ・グランデとジョン・レジェンドのBeauty and the BeastのMVもDavid Meyersが担当をしているように、どうやらディズニーの実写映画における不思議な世界観もDavid Meyersの持つ色彩センスとマッチするのであろう。

Missy Elliott – I’m Better


またもやMissyではあるが、彼女が一番最近リリースしたこの曲のMVも、David Meyersが手がけている。やはりMissyとDavidのコラボはかなりハマるものとなっている。

 

いかがだろうか?今回のケンドリックの「Humble」ではMVもかなり高評価をされているが、その後ろにはDavid Meyersという人物がいたのである。彼の2000年代っぽい「凝ったMV演出」とそのダークでかつカラフルな世界観はヒップホップだけではなく、音楽業界に大きく貢献している。

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