2Pacロックの殿堂入りセレモニーのスヌープ・ドッグによるスピーチを紹介
2Pacがロックの殿堂入り
4月7日(アメリカ時間)にて2Pacがロックの殿堂入りを果たした。彼はソロヒップホップアーティストとしては初の殿堂入りアーティストであり、ヒップホップの歴史にとって大きな一歩となった。ジーン・シモンズのように、ヒップホップアーティストがロックの殿堂入りをすることを好まない人もいるが、やはりヒップホップファンからすると喜ばしいことであろう。
さらにスヌープ・ドッグが今回のInductee(殿堂入りのスピーチをする人)の大役を努めたのだが、彼のスピーチを紹介したい。Pitchforkやインスタグラムにて見つけたフッテージを合わせ翻訳するので、スピーチの雰囲気だけでも掴んでもらえると幸いだ。(追記:全文翻訳はこちら)
スヌープ:2PacのことをThugなスーパーヒーローだと思う人も多いかもしれないが、2Pacは自分が人間であることを知っていた。むしろ人間らしくあることを誇り、誰よりも人間らしく矛盾を持っていた。パックはその人間らしい「矛盾」をきちんと自分の一部として持ち、俺らが他人やメディアの目に写る「漫画のキャラ」のような存在じゃないことを証明したんだ。「人間」であることは様々な要素を持つことだ。
彼は強く、脆かった。頑固で、柔軟だった。勇敢で、臆病だった。革命的であった。そして皆が忘れないように言っておくが、ギャングスタ精神の持ち主だった。
さらにスヌープ・ドッグは2Pacを「最も偉大なラッパー」と呼んだ。スヌープ・ドッグは2Pacと仲違いをしたまま2Pacが亡くなってしまったので、どのようなスピーチになるかとても気になっていたが、彼の人間性について語った。実はスヌープ・ドッグがはじめて吸ったブラントは2Pacに巻いてもらったものとも語っているので、最後は悲しい別れ方をしてしまったが、やはり2人の良き思い出は常にスヌープ・ドッグの心のなかにあるのだろう。
さらにスヌープ・ドッグは「2Pacの曲で一番好きなのは?」という質問に対して「Str8 Ballin」と答え、2Pacのヴァースを披露した。(後ろではジャーニーが聞こえる)
スピーチ全文はこちら
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