スヌープ・ドッグが2Pacとはじめて出会ったときのことを語る。
スヌープ・ドッグと2Pac
と言ったらデス・ロウ・レコード時代のレーベルメイトであり、共演者というイメージがあるだろう。もちろん2人が一番濃い時間を過ごし、アップダウンを共にしたのはデス・ロウ時代であるが、2人は2Pacがデス・ロウに移籍する前から友人であった。
下記のインタビューでは、2Pacの伝記映画「All Eyez On Me」にて主演を努めたDemetrius Shipp Jr.に「自分が2Pacと出会ったときのことを」を話している。
Demetrius Shipp:2Pacがデス・ロウに移籍する前からスヌープ・ドッグとダズ・ディリンジャーは2Pacと仲良かったって聞いたんだけど
スヌープ・ドッグ:そうだな。俺がはじめて2Pacと出会ったのは映画「Poetic Justice(2Pacとジャネット・ジャクソンが主演を努めており1993年に公開された映画)」の打ち上げだった。
バックステージにてDJがビートをかけ始めたから2Pacがマイクをとってラップをしはじめたんだ。だから俺もマイクをとってラップし返したんだ。俺は昔はバトルをよくやってたからアグレッシブなスタイルだったし、それを聞いて2Pacもアグレッシブに返してきたんだ。
スヌープと2Pacが出会ったときは完全にラップバトルみたいな雰囲気になっていたとのこと。ラッパーとしてピークに達していない頃の2人のバトルは物凄いものだと想像ができる。さらにそのバトル後についてもこう語っている。
スヌープ・ドッグ:はじめて会ったのにいきなりバトルみたいなムードになったね。でも俺らはどっちもクソドープだったからバトル後はすぐに自己紹介して打ち解けたよ。
外で会話して、そこで2Pacがブラント(マリファナを葉巻の中に入れたもの)を巻いてくれたんだ。それが俺がはじめて吸ったブラントだったんだ。
なんと完全にウィードキャラのスヌープ・ドッグであるが、はじめてブラントを吸ったのが2Pacから貰ったものだったという驚きの事実。ブラントを吸ったのがはじめてというだけで、他の手法で吸ったことはあったと予想だが、2Pacが友人の証としてブラントを巻いてあげたのだろう。関係が悪化してしまったまま2Pacが亡くなってしまったが、このようにレジェンドたちが出会った頃の話しというのはいつ聞いても興味深い。Tha Dogg PoundのKuruptと出会ったときの話もなかなか興味深いので是非読んでみてほしい。
ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington)カリフォルニア州OC育ちのラッパー兼、Steezy, incの代表。FUJI ROCK 2015に出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。
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