The Gameがワックだと思うラッパーを5人挙げる。

Writer: 渡邉航光(Kaz Skellington)


 

ドープ or ワック

ドープなラッパーなのか、ワックなラッパーなのか、このような議論は毎日のように行われている。ヒップホップファンにはおなじみの言葉であるが、ヒップホップを語るときによく使用される言葉が、「Dope(ドープ:かっこいい、イケてるなど)」と「Wack(ワック:Dopeの反対でダサいなど)」である。

そんななか、The Game(ザ・ゲーム)が2011年のインタビューにて挙げた「自分がワックだと思う5人のラッパー」が面白いので紹介しようと思う。

 

5. Lil’ Zane(リル・ゼイン)


 

あいつはいいやつだけど、ラップに関しては正直ワックだな。2Pacのフローをそのまま使って叩かれてたし。

 

4. Vanilla Ice(ヴァニラ・アイス)


Vanilla Iceはワックのオールドスクールレジェンドだ。

 

3. Memphis Bleek(メンフィス・ブリーク)


俺にとってはメンフィス・ブリークはワックだな。Jay Zにプロデュースされて、Jay Zの隣にいれば誰でもラッパーになれるって証明したな。最後にロッカフェラ関連のことを言えばいい感じになるからな

 

2. Ras Kass(ラスカス)


Ras Kassはリリックとラップとしてじゃなくて、“ラッパー”としてはワックなんだよな。ワックなやつらがやるようなことをやってるんだ。俺とビーフもしてたし、俺と二回もクラブで喧嘩になったから2位で

 

1. Lil’ B(リル・B)


Lil’ WayneのミックステープにフィーチャリングされたLil’ Bを聞いてこいつが一番ワックだと感じたね。まぁ他の曲は聞いたことないんだけど、ワックだね

 

いかがだろうか?あなたがワックだと思うラッパーは入っていただろうか?または好きなラッパーが入っていて、このリストに不満に思っただろうか?正直Ras Kassはラッパーとしてはかなりスキルフルだと思うが、個人的な事情もあるのであろう。このように議論をすることが、ヒップホップ文化の一部だと感じる。

 

ライター紹介:渡邉航光(Kaz Skellington)カリフォルニア州OC育ちのラッパー兼、Playatunerの代表。FUJI ROCK 2015のルーキーステージに出演したumber session tribeのMCとしても活動をしている。

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