Flatbush ZOMBiES のJuice「若い世代はもっと先人のアートをありがたがるべき」
Writer: Kaz Skellington
2010年に結成して以来、Pro EraやThe Underachieversと共に「ビーストコースト」ムーブメントの一員として、2010年代のイーストコーストヒップホップを代表してきたFlatbush ZOMBiES。90年代のイーストコーストの音を受け継ぎながらも、モダンなヒップホップのテイストを混ぜることによって人気ヒップホップグループとなった彼らにとっては、昔の音楽は特別なのであろう。
最近ではLil’ YachtyやLil’ Uzi Vertなどのマンブルラッパーたちの、90年代ヒップホップをディスリスペクトするような発言が目立つ中、Flatbush ZOMBiESのJuiceが彼らに向けたメッセージとも思われるツイートを立て続けに投稿していたので紹介しようと思う。
I just don’t get why the younger generations don’t care about what came before they and history I’ll never get it
— Bud Bundy (@ZOMBIEJuicee) 2016年11月8日
なんで若い世代は自分より先に出たものに無関心なのかが俺にはわからない。
Somewhere in the last few years people stopped caring and respecting art people became more selfish — Bud Bundy (@ZOMBIEJuicee) 2016年11月8日
ここ数年で全体的にアートと文化をリスペクトする人たちが減って、身勝手な人たちが増えたと思う。
I think some people feel they are actually bigger then the art form it’s self and that’s insane like dam the younger people don’t care shit
— Bud Bundy (@ZOMBIEJuicee) 2016年11月8日
自分自身の価値が、アートが今まで残してきた功績より大きいと勘違いしちゃう人がいる。
Like what do people care about besides they self and making they self look good for 15 seconds — Bud Bundy (@ZOMBIEJuicee) 2016年11月8日
Stop moving so fast learn to actually live in the now and be happy not fake happy appreciate the arts love thy fuckkng air u breathe
— Bud Bundy (@ZOMBIEJuicee) 2016年11月8日
例えば人々は自分の本質じゃなくて(ソーシャルなどで)15秒だけ良く見せようとしてるんだ。15秒の承認欲求で得れる嘘の幸せじゃなくて、自分と自分を囲っている「今」を実感して幸せになろう。この世界を作った今までのアートと、自分が吸っている空気に感謝しよう。
と語っている。Juiceがこれを書いたとき、恐らくハイな状態だったのだろうが、言いたいことはわかる。後に「老害みたいに聞こえるだろうけど」とことわりを入れた上でソーシャルがもたらす短時間で承認されるナルシズムについてツイートが続いた。
いいね!して、ちょっと「濃い」
ヒップホップ記事をチェック!