ガーナ出身のラッパー、Blitz the Ambassador
From: Chottoniche Group
ガーナ出身のBlitz the Ambassadorというラッパーを知っているだろうか?
このブリッツ・ザ・アンバサダーは数年前に知って以来お気に入りのラッパーである。彼のヒップホップへの思い、ガーナについてのリリック、生音を多く含んだトラックのクオリティ…全てをとって一流のヒップホップアーティストと言えよう。
まずは私が彼のことを知るきっかけとなった曲を聞いて欲しい。
この動画はブレイクダンス世界大会の”International Breakdance Event”の動画である。
この動画が公開された当時なんとなくこの見ていたらダンスの内容もそうだが、曲の格好良さにやられてしまった。
曲名はB-Boy Massacre
彼なりのB-Boyの世界に対して一石を投じる意思表明なのかも知れない。
彼は1982年にガーナにて生まれた。小さい頃に兄が聞いていたPublic Enemyのアルバムを聞き、ヒップホップの世界に興味を持ったらしい。そこから学校で韻を踏む存在として少し有名になった。
2000年にガーナの学校を卒業してから本格的に音楽の世界で生きていくことを決心した。卒業した後にガーナの有名プロデューサー、Hammer of The Last Twoに発掘され同年にはガーナミュージックアワードにて新人アーティスト賞を受賞した。
その後自分の夢、「本場アメリカのヒップホップシーンに一石を投じる」という夢を叶えるためにオハイオ州の学校に留学をした。そこではあのRakimなどのオープニングアクトをやるなどの活躍をしている。
卒業後はニューヨークに引っ越し、1stアルバムの「Stereotype」をリリースした。
従来のサンプリングを多様するヒップホップサウンドとは違い、ホーン隊をフィーチャーした生バンドとなっている。自分で立ち上げたEmbassy MVMTというレーベルからリリースしており、The Roots等のバンドとも交友がある。
その後も自主レーベルから通算で3枚のアルバムをリリースしているので是非聞いて欲しい。
以前来日した時の日本が撮影場所となっている。
最近では1stアルバムの頃に比べて故郷アフリカにインスピレーションを受けた曲とヴィジュアルが多い。楽曲も内容的にも大好きなアーティストの一つなので是非皆さんにも聞いてほしい。
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