The Gameがアルバム「1992」のジャケットに込められた意味と当時のコンプトンを語る
コンプトン出身のラッパー「ザ・ゲーム」が2016年に10月7日に発売した「1992」。そのアルバムジャケット(上記)にはどのような想いが込められているのだろうか?90年代のヒップホップファンであればこのアルバムジャケットを見た瞬間にピンとくるだろう。
そう、このアルバムジャケットをデザインしたのはスヌープ・ドッグの1stアルバム「Doggystyle」のジャケをデザインしたJoe Coolである。
ザ・ゲームの新譜、「1992」は90年代に西海岸にて幼少期を過ごした黒人にとってとても印象的なデザインとなっている。「1992年」はザ・ゲームにとってどのような年だったのか、彼がインスタの投稿にてそのデザインを紐解いた。
➖ 1992年、自分が12歳の時に世界やコンプトンで起こっていた出来事を落とし込んだ。LAの暴動や、マイケル・ジョーダンとドリームチームに憧れ、そのシャツを着ている俺がCripとBlood(LAの2大ギャング)のメンバー両方に腕引っ張られている図だ。あの頃のコンプトン周辺に住んでいる若い黒人は、何かに憧れていても、どちらかのギャングに入る道しかないように思えたし、それが普通だった。そして警官の黒人に対する暴行が全世界に報道された「ロドニー・キング」事件。このジャケットは自分の当時の記憶を探ってアイディアを出していったんだ。
1992年といえばDr. Dreの「The Chronic」が発売された年であり、そのような意味でも彼にとってはとても印象深い年なのであろう。当時のLAギャング同士が醸し出す「敵意」というものは凄まじかったとIce Cubeと仲間たちが語っている。
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